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10月と11月にドメーヌ・タカヒコさんに訪問してまいりました。

まずは10月。
カーヴ・フジキからは2年ぶりの収穫への参加になります。
この日は午後のみ収穫の為、お昼を食べてからの集合です。

腹ごしらえはタカヒコさんのおすすめ、
余市駅からバスで数分のイタリアン「Jijiya Babaya」さんへ行ってまいりました。
こちらでは、タカヒコさんのワインが常時グラスで飲めるんですよ!

おすすめのメニューは「ヘラガニのトマトクリームパスタ」
クリームソースのパスタですがトマトの酸味も効いていてカニの旨味たっぷり。
案外さっぱりとしていたのでペロッといただきました!

ランチを終え、いよいよ収穫へ。
すでに収穫ボランティアで大勢の方がいらしてます。
天気は薄曇りながら気温は20度を超える気持ちの良い日です。
10月4日にしては暖かすぎたように感じました。
本日の収穫はブランドノワール用の貴腐葡萄です。
貴腐とは貴腐菌(灰色カビ)によって水分が抜けて甘みが凝縮したブドウです。

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分かりますか?真ん中上部の薄緑色のもやっとした菌がついてる葡萄です。
菌は見えなくてもぐちゅっと柔らかくなったブドウも貴腐初期なので収穫します。
ひと房の中に健全な葡萄と貴腐葡萄がついているので、より分けながら作業をします。
ちなみに健全な葡萄はナナツモリ ピノノワールになります。
でも、その選別がムズカシイ大事な葡萄ですから責任重大です。

作業風景はこんな感じ。
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途中お茶タイムとタカヒコさんからの説明があり、あっという間の3時間

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美味しいワインになってくださいね。
そして収穫の後はお待ちかねの試飲タイム。
「ナナツモリ ピノノワール 2018」をテイスティングしながら
タカヒコさんのお話しとワインに対する想いを聞くことができ、貴重な経験でした。

そして1か月後の11月8日。お忙しいとは思いつつも、またしてもお邪魔してきました。
11月なのにやっぱり暖かい。気温はなんと15度を超えています。
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葉っぱが黄色に変わっていますね。少し剪定もしているようです。

タカヒコさんに散歩がてら畑を案内していただきつつお話を伺いました。
余市はもともとブルゴーニュからアルザスに近い気候だったけれども、今年はとにかく暖かい。
積算温度はブルゴーニュからボルドーになろうかというくらい。
ここ数年は温暖化によって環境が変化しているのかもしれません。
今後ツヴァイゲルトを植える予定だそうです。

2010年にワイナリーを立ち上げた当時は余市には1件しかワイナリーがなかったそうです。
その後、タカヒコさんで研修をした方を含め多くのワイナリーができましたが、目指しているのは、
従来から農家を営む方々にワインを造ってもらうこと。

例えば野沢菜のように、農家さんが育てた野菜でそれぞれが商品を作ることで、
その地域の特産品になっていく。それをワインでできないか。と考えているとのことです。
なので農家さんがワインを造りたいとなった時に、すぐに取り組めるようなワインの造り方を
実践しているのです。
畑作業とワイン造りを無理なくできるようなサイクルが大切なんですね。

そしてワインで表現したいのは四季だそうです。
まだ出来立ての若い状態を季節で表すとしたら夏であったり、熟成が進めば秋になったりと
時間の経過と共に味わいが変化し、さらに濃くなく、力強くなく複雑で余韻があるワインを造ることを
目指しているそう。

タカヒコさんのワインは旨味を感じます。それは日本人が日常で接するお出汁の世界観と似ていると。そんなワインができるには、葡萄畑の土が重要だと説きます。また、菌が多く住み、
その菌を媒介する風であったり、虫であったりが自然の中で動き回ることも大切だと。

論理的であり、時に感覚的であったり、お話は多岐にわたりましたが、
ワイン造りに対する一貫したお考えをお伺いして、また勉強になりました。

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タカヒコさんのワインを楽しむ機会は少ないとは思いますが、
タカヒコさんの想いを少しでも皆様にお伝えできればと思います。

タカヒコさん、お忙しい中お時間を頂戴しありがとうございました。

藤木