店長 加藤です。
10月最後の週末、函館元町にワイナリーを構える農楽蔵さんを訪問してまいりました。
今回の訪問目的はブドウの除梗のお手伝い。
地味ながらワインのクオリティーを決定付ける重要な作業を通して、大変有意義な体験が出来ました。
(ワイナリーのプロフィールはこちら)
農楽蔵さんは函館市の隣の北斗市に自社農園「文月ヴィンヤード」のブドウと、乙部町や余市からの買いブドウを合わせて現在数種類のワインを造っています。
この日はノラルージュの原料となる乙部町のメルローをTJK(手で除梗する作業)をしました。
一般的なワイン造りの現場では収穫されたブドウは除梗破砕機にかけられ、タンクに投入されるのですが、ここでは除梗は手で行い粒は潰さずにタンクに入れます。
なぜ手で行うのかというと、除梗破砕機がないからという理由もあるけれど
選果をキッチリやるということが本当の目的。
(買いブドウは畑での選果がされていないので良いブドウもダメなブドウも混ざってる。逆に自社畑からのブドウは収穫時に畑で選果がされているのでワイナリーでのTJKは簡単。)
そして破砕せず粒のままにしておくことで、まず粒内で発酵が始まり独特の香味が得られます。

今年のメルローは糖度が高いのはよいのですが、房の中にいい粒とダメな粒が混在しており、いつもより選果に手間がかかるとのこと。そしてこの日、函館は季節外れのぽかぽか陽気でブドウ房内のカビが繁殖しやすい状況になっており、我々にはスピード感が求められたのでした。(というか勝手に使命感に燃えました)
作業の前に選果の基準について佐々木さんからレクチャーをうける。

カビがついたものはもちろん、果皮の色が薄いもの、張りがなく萎びた粒も選り分けていきます。ふるい落とされた粒と房の梗は大沼の養豚場に持ち込まれ、豚さんたちのごちそうになります。厳しく選果してもこんな風に有効活用されるのならいいですね。そして佐々木さんたちはごちそうを提供したお礼として脚一本いただくのだそうです。(ワイナリーの2階には熟成中の立派な脚がぶら下がっておりました。)
作業開始、
この日のメンバーは佐々木夫妻、かぜまち軒の今野さん、私、函館出身つるさん(当店のイベントスタッフ)その他、入れ替わりで居酒屋店主さんや酒屋のおかみさん。

大変地味な作業ですがおしゃべりしながら出来るのがよかったです。
農楽蔵さんの今後の展望やナチュールワインのこと、函館の街のこと、その他雑談etc.
佐々木夫妻以外のメンバーは初対面だったのですが、こうして好きなワインの話ししながら一緒に作業してると一気に距離が縮まります。
ワインはユニークで楽しい人々を引き寄せる何かが間違いなくありますね。
途中、お昼ご飯やおやつ休憩をはさみつつ、夜の7時過ぎまで作業はつづきました。
函館 訪問記 2 へ つづく
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