山梨ワイナリー研修!

奥野田ワイナリー

銀座カーヴ・フジキがOPEN当初よりお取引をさせていただいている、奥野田ワイナリー様へ行ってまいりました。コロナ禍もあり、なかなか伺えなかったのですが
恐らく6年振りの訪問になろうかと思います。
そう、前回の訪問を思い起こすと、私共が牧丘で育てた巨峰を持ち込んで醸造して頂いた、あの幻の「牧丘ペティアン」の仕込みの時になります。
時の流れるのは早いもの。ワイナリーもすっかり雰囲気が変わっておりました。


さて、お出迎え頂きましたのは、中村雅量オーナー。さっそく歩いて2分ほどの畑にご案内頂きました。フラッグシップワインの畑「HIYAKE VINYARD」。
  畑
11月なのでぶどうは紅葉していますね。
こちらではカベルネ ソーヴィニヨンを植えています。樹齢は25年ほど。
1ha当たり9,000本の密植です。密植の利点は根っこが下に伸びていく事。
伸びた根っこは地中の深い層に届き、ミネラルなどを吸い上げて凝縮した味わいのぶどうが育つということです。
日本では垣根づくりで25年を超すぶどうは無く、これから30年を超えてもっとおいしいぶどうがとれるはず、とおっしゃいます。
中村さんは今年33回目の醸造を終えたそうですが、気になるのはやはり気候の変動。年々春が早くなっていると感じて、遅霜の心配をされています。剪定は春の水揚げを待ってからにしたりと、試行錯誤されています。


ワイナリーに戻り、試飲をさせていただく事に。
  P1310530

ワイナリー正面。スタイリッシュで素敵です。ワクワクしてしまいますね。
ここからはマダムからもご説明を頂きます。いつも変わらぬ素敵なマダムです。

  P1310522

  P1310526
ジュースを含めて6種類試飲をさせていただきました。
ハナミズキ ブラン 2021
  4~8時間のスキンコンタクト。色はやわらかなレモンイエローですが、醸しの白ワイン。
スミレ ルージュ 2019
  メルローをコールドマセラシオンして12か月の樽熟成。
ヒヤケ ヴィンヤード 2017
  少し茶色がかって熟成した色もありますが、まだ若さも感じられるワイン。
このゆびとまれ 2022
  しっかりした甘みながらすぅっとすっきりした飲み心地。バキューム式の搾汁機を使用。
ジュ ド レザン シャルドネ
ジュ ド レザン メルロー 

  無濾過、無補糖で梗や種も入れたスムージーのようなドロッとしたジュース。美味しい~。

今年から搾汁の機械をバキューム式のものに変えたそうです。押しつぶすのではなく、引っ張ってつぶすのだそうです。
従来使用してきたバルーン式よりもずっとぶどうにかかる負担が少なくなることが大きな特徴で、これで白ワインの酒質がさらに良くなるとのお話しでした。
楽しみですね。


「もう結構な年齢です」とおっしゃる中村さんですが、ワイナリーを新設したり、新しい搾汁機を導入したりと、酒質の向上に注ぐパワーは、同年代の私にはとてもまねできるものではないと思いました。
皆様もぜひ奥野田さんのワインを味わってみてください。


中村ご夫妻にはお忙しいところ、お時間いただきましてありがとうございました。
この場をお借りして感謝申し上げます。

銀座カーヴ・フジキ
藤木徹