こんにちは。
今年はスタッフ2人でドメーヌ・タカヒコさんへ収穫のボランティアに行ってまいりましたのでレポートいたします。
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朝向かっている時は、ポツリポツリと雨が降っており心配しましたが、余市につくと見事に晴天!
北海道はもう紅葉が始まっているのですね、気持ちのいい収穫となりそうです。
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ぶどうの葉も紅葉して綺麗。
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収穫作業では、健全なブドウと貴腐の付いたブドウとを選果していきます。
貴腐のついたブドウは手で触るとポロポロと落ちやすいので、剪定ハサミや指で落としてわけていきます。はじめのうちは判断するのが難しいですが、徐々になれてきました。
貴腐の付いたブドウはナナツモリ ブラン ド  ノワールになり、健全なブドウは赤ワインになります。
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健全なブドウ
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貴腐の付いたブドウ

今年の情報としては、
今年は比較的病気には強く良いブドウが収穫できているようです。
収穫自体は10/20(日)には終わるのではないか、とのこと。日曜日には70名ほどのボランティアの方がいらっしゃるとのこと!さすがです!!

また、収穫量的には、ブランドノワールは1トン、樽3個くらいにはなりそうとのこと。
ピノノワールは10トンくらいの収穫量を予定しているそうです。
アルコール度数については、今年は収穫を始めるのが遅かったことから、ハイアルコール、通常は12度ほどだが、今年は確実に高くなるとおっしゃっていました。

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こちらはブランドノワールになる貴腐ブドウ。
このブドウたちがあのなんともいえないテロワールそのものを表現するワインになるのですね~。
ブドウさん達頑張って!!
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醸造所を案内していただきながら、ワイン造りについてお話ししていただきましたが、印象深いのは「味噌醤油漬物」のお話し。
味噌、醤油、漬物はその土地でとれた食材で、その土地の風土を活かした生活に根付いた作りをしているのと同じように、ワイン作りも農作業の延長、その土地の生活に根付いた作り方を大切にしているそう。
農作業があるからワイン作りで大変なことはしない、だから全房発酵は便利な方法なんだ、と。テロワールが何よりも大切。丁寧にブドウを育てていれば、あとはブドウとたくさんの微生物が頑張ってくれる。
曽我さんのシンプルではっきりとした考え方とワイン作りは、余市のあの土地があってこそのものなのだと、収穫のボランティアを体験して感じたところです。

普段なかなか飲むことも手に入れることも難しいワインですが、
微力ながらお手伝いをさせていただいたことで、
「なぜ人気なのか、なぜおいしいのか、なぜみんなが欲しがるのか。」

その理由が作業を通して理解を深めることが出来ました。