こんにちは。スタッフ沼田です。
8月28,29日に大阪 羽曳野市にある仲村わいん工房さんにさびとり(選果)のボランティアスタッフとして参加してきましたのでレポートいたします。

東京とは違って残暑厳しい大阪。この2日間も平均35℃という暑さでした。
朝8時過ぎに工房近くの母屋に到着。
すでにさびとり作業は始まっていました。なんでも早朝5時頃から始まるとか。さすが、造り手さんの一日は早いです。
この日は私以外に5人の方がいらっしゃっていました。
中でも東大阪市にある、とある酒屋さんはこの時期になると朝5時から7時まで毎日お手伝いにいらっしゃりその後ご自身の仕事に行かれると聞き、驚嘆するばかり。
中には福岡から毎月のようにいらっしゃる方もいるとか。
話を聞いているととにかく皆さん仲村わいんさんへの深い愛を感じます。

早速ボランティアスタッフの方にさびとり作業をレクチャーしていただき作業開始しようとしたとき・・・。

「30分でこのかご終らせてくださいね」
「えっ。は、はい・・・」
「いや冗談です」
「あ、そうなんですね!びっくりした」

しょっぱなからこんな軽い大阪ジョークの洗礼を受け恐縮するえせ関東人。じょ、冗談通じなくてすみません、、、。

今回さびとりと呼ばれる選果作業をしたのはリースリングとソーヴィニヨン・ブラン。
乾燥してカラカラになってしまったものや腐敗しているものなどを丁寧に取り除いていきます。
さらに、果汁がついていると腐敗しやすくなってしまうためきれいに拭います。
rieさびとり前
リースリングさびとり前
SBさびとり前
ソーヴィニヨン・ブランさびとり前

今年は途中までは雨も少なく順調だったそうですが、収穫前に台風が来てしまい、ブドウが予想以上に水分を含んでしまったため急遽収穫せざる負えなくなってしまったのだとか。
さらに、例年よりそれぞれの品種の収穫のタイミングが重なってしまったためいつも以上にタイトスケジュールだとのことです。

SBさびとり中
ソーヴィニヨン・ブランさびとり中

リースリングは房に隙間がありはさみが入れやすいので比較的作業はスムーズなのですが、ソーヴィニヨン・ブランは実がミチミチでなかなかはさみを入れるスペースがなく大苦戦。
思っていた以上に時間がかかります。
作業に没頭しすぎてしまい作業風景を撮影するのを忘れてしまいました・・・。
臨場感が伝わらずすみません。

途中お昼休憩や小休憩をはさみながら日が暮れるまで作業をしましたが、この時点ですでにはさみを持つ手が若干の腱鞘炎になってしまいました。
終ったあと、夕食で飲んだビールの美味しかったこと(笑)


翌日も朝5時から作業スタート。
途中、仲村さんが畑を見に回るとのことでお供させていただけることに。

先ずは小下谷と呼ばれる山の中の畑へ。
PN畑
PN畑02
CS
カベルネ・ソーヴィニョン
M
メルロー
PN01
ピノ・ノワール

ここには仲村わいんさんの赤の主軸であるメルローやカベルネ・ソーヴィニョン、ミツオレッドのほか、ピノ・ノワールも植えられています。
残念ながらミツオレッドはすでに収穫済みだったので見られませんでしたが他の品種は既にヴェレゾンを迎え収穫を待つばかりといった感じです。
この畑は山の中にあるため獣害の被害もあるようで、特にピノ・ノワールはイノシシにばっくりやられてしまっていました。やっぱり動物は美味しいものが本能的にわかるんですね。



その後、小芝という畑へ。ここでは白の主軸であるデラウェアの他、垣根仕立てのバルベーラ、サンジョベーゼ、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランなどが植えられています。
仲村ブログ用

仲村さん


さらに三ツ辻という畑へ。
こちらはマスカットベイリーAや甲州、デラウェアが中心です。

甲州05
甲州03
甲州
デラウェア
デラウェア
MBA
マスカットベイリーA

ここで仲村さんから興味深いお話が聞けました。
マスカットベイリーAは粒を大きく育てるとベイリーAの特徴的なキャンディ香が出ないそうです。
理由はよくわからないそうですが長年の経験から出た答えだとのこと。
確かに一般的なベイリーAより粒も房も大きいです。


そして最後にリースリングの畑へ。
こちらでは棚仕立てでリースリングが植えられていました。
黄色味を帯びた果皮が太陽に照らされて美しかったです。
rie02

3haという広さの畑を通常は2~3人で作業しなければならず、日々作業に追われる毎日のようで改めて生産者さんのご苦労が身に沁みました。
ボランティアスタッフの方が来てくださっているとはいえ、泊りの方のごはんの支度なども仲村さん自らがやってくださるため3時半頃には起床すると伺い、ただただ頭が下がりました。

そして常連のボランティアスタッフの方々のサポートも仲村さんを支えているとのことで、素晴らしいコミュニティだなと感じ、できることならあと数日作業をしたいという気持ちになりつつ帰路につきました。
また来年も参加できれば思います。