フランス訪問も3日目。さらに南下して北ローヌへ。
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この日の一軒目はダール・エ・リボを訪ねました。

ダール・エ・リボのルネ・ジャン・ダール氏は15歳の頃からブドウ栽培をはじめ、友人であり、ビジネスパートナーのフランソワ・リボ氏と裸一貫で立ち上げました。
当初から自然な栽培で昔ながらの醸造方法でワインを造っていた彼らは周りの人からは変人扱いされていたといいます。今ではローヌのナチュールを語る上でなくてはならない存在。
ただし、ご本人は「自然派」とかにカテゴライズされるのは嫌いだそうで自分たちのワインを「ダール・エ・リボのワイン」言います。
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私たちが到着するとちょうど、仲良しのナチュール生産者、エルヴェ・スオー氏が遊びに来ていたようで、ここでも思いがけない偶然の出会いに感謝。
さぁ、早速蔵の中を見学しながらテイスティングのスタートです。

まずは白ワインから。一般的には北ローヌでは10%くらいしか白ワインは造っていませんが、ダール・エ・リボでは35%も造っています。
特にルネ・ジャン氏はマルサンヌよりルーサンヌが好きとのこと。
これまでの経験から、彼のワインに関しては良い年ほど白が素晴らしい傾向にあるそうです。
クローズ・エルミタージュから始まりサンジョセフや1樽分しか造っていなエルミタージュまで次々と試飲させて頂きました。
2014年ヴィンテージは収穫の1週間前に大雨が降ったそうで収量が少なくなってしまい難しい年だったそう。
とはいえ熟成途中でも華やかな香りやローヌとは思えないほどの酸やミネラルは健在。
彼のところでは区画ごとにワインを造り、その後アッサンブラージュするかを決めるのでこの日飲んだワインがどうなるかはリリースされてからのお楽しみ。

続いて赤のカーヴにてテイスティング。
セルプランタンやクローズ・エルミタージュとサンジョセフそれぞれの区画違いのキュヴェ、エルミタージュと、同じシラーとは思えないほど個性をしっかり感じ、テロワールの違いを体感しました。
シラーは一般的にはスパイシーで力強い品種とされていますが、実はフェミニンで女性的というのを教えてくれたのは彼のワインでした。
彼自身も“la Syrah"と敢えて女性冠詞を使って表現します。

彼は大の親日家としても有名ですが好きな日本語は「飲みやすい」で、彼が造りたいワインも「飲みやすい」ワイン。
実はフランス語には“飲みやすい”という言葉に匹敵する単語は無いそうで、ルネ・ジャンもワインを表現するときよく“飲みやすい”とそのまま使っていました。
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ダール・エ・リボは「自分たちが飲みたいワインを造って余ったものを売る」というスタンス。
なのでカーヴには自家消費用にたくさんストックがあります。なんか、いいですよね、そういうの。

そろそろお昼時。この日のランチはこのまま彼のカーヴでBBQ!
お友達のマダムがソーセージやお野菜などじゃんじゃん焼いてくれそれに合わせてワインもポンポン開いていきます。これこそ理想の姿!
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最後にお土産までいただき、楽しいひとときでした。


さぁ、次は今フジキでもアツい生産者、ジェローム・ジュレを訪ねます。

つづく