ボーヌから2時間ほど西へ向かうと、そこはもうジュラ アルボワ。

今回訪れたのは50haもの畑を所有するステファン・ティソ。
実はアルボワの少し手前でバスが故障してしまい、ステファン氏がわざわざ迎えに来てくれました。
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そのまま車で彼の畑へ直行。
少し高台にあるためジュラ山脈などの山々も見え、山に囲まれて育った私としては安心感があります。
元々ブルゴーニュとジュラは標高は同じくらいで土壌も同じ石灰岩土壌だったそうですがアルプス山脈が隆起し、地殻変動が起こったことでモザイク状の土壌になったそうです。
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ステファン氏の畑はきれいに耕され、ふかふか。
「すべては畑の仕事で決まる」と言います。
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この辺りは今ちょうど開花の時期で白い小さな花から優しい香りが漂います。
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ジュラはサヴァニャンをはじめ、トゥルソーやプールサールなど独自の品種から他の地域とは一味違った個性豊かなワインが造られていますが、ステファン氏は土壌によって品種を変えているそうで、さらには区画ごとにも造っているため、約40キュヴェもあります。

畑の後はワイナリーに向かい、醸造所を見学。
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チャレンジ精神旺盛なステファン氏は現在ジョージアのクヴェヴリ(アンフォラ)で発酵させたキュヴェも造っています。
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↑こちらは地中に埋めてないバージョン
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↑こちらは地中に埋めたバージョン
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また、今回のジュラで私が一番興味があったヴァン・ジョーヌの蔵にも潜入!
蔵の気温はやや高めで、熟成中の樽を嗅がせていただきましたが、すでにヴァン・ジョーヌ独特のハシバミやクミン、パイナップルのような複雑な香り、うっとり。
温度の高い蔵と低い蔵を使い分けることで強さとフィネスを兼ね備えたヴァン・ジョーヌに仕上げるそうです。
さすが、ジュラでただ一人、ヴァン・ジョーヌをキュヴェごとに造る男です!

そしてテイスティングへ。
泡から始まりヴァン・ジョーヌはもちろん、甘口まで、なんと21種ものワインをテイスティングさせていただけました。しかもお父さんの代に造ったという1980年代ののサヴァニャン、トゥルソー、ヴァン・ジョーヌまで!
太っ腹すぎるぜ、すてふぁん。
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本当は17:00くらいまでしか時間が取れなかったそうなのに、バスの故障でエキサイティング?してしまったらしく、コンテまで出してくれ、1時間半ほどオーバー。
最後までエネルギッシュでワイルドで器の広い方でした。
彼のワインがまた日本で飲める日が楽しみです。


おまけ
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この日のディナーのメインディッシュはステファン氏が予約してくれたアルボワのレストランで、この地の名物料理『コック・オ・ヴァン・ジョーヌ』!
その名の通り、鶏肉をヴァン・ジョーヌで煮込んでいます。なんて贅沢な逸品。ごちそうさまでした。

さぁ、次はボージョレーへ!
つづく