スタッフ沼田です。
6月上旬の9日間、フランスのナチュール生産者を訪問してきましたのでご報告いたします。
私にとっては初めてのフランスワイナリー訪問。ようやく念願叶い、かなり興奮の旅となりました。

今回訪問したのは・・・

・ボーヌ/フィリップ・パカレ
・ジュラ/ステファン・ティソ
・ボージョレ/マルセル・ラピエール、レミ・デュフェイトル
・ローヌ/ダール・エ・リボ、ジェローム・ジュレ
・ラングドック/モン・ド・マリー、マス・ロー、レスカルポレット、ル・トン・デ・スリーズ
・ルーション/フラール・ルージュ、YOYO、ポトロン・ミネ
・バニュルス/ブルーノ・デシェン、カゾ・デ・マイヨール 

というめちゃくちゃ濃い内容!
大好きな生産者が目白押しでした。

今回はいつもより人数が多かったそうで、CDG空港から大型バスで移動しボーヌへ。翌日から訪問スタートです。
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まずは今やナチュールファン以外からも支持されるブルゴーニュ ナチュールのスター、フィリップ・パカレのドメーヌを訪問しました。
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早速地下カーヴに案内され、次々と試飲をしていきます。
ここでは酵母が影響しあわないように白と赤の熟成庫がきっちりと分かれています。
最近隣のカーヴも買って更に広くなったそうです。
パカレと言えばバトナ―ジュをせず樽を転がすことで空気に触れさせず撹拌する方法をとっているのが有名ですが、実際に樽の数を目の当りにするとこれを全て転がすのは大変な労力と時間が必要なのだと脱帽します。
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2014ヴィンテージが初リリースの自社畑のムーラン・ナヴァンや約10年ぶりに造ったというコルナスと、ブルゴーニュ以外の地域のワインも含め、計16種類ものワインをテイスティングさせていただきました。
まだ樽の中で熟成途中にも関わらず、すでに完成されたような趣。
特にエシェゾーは、飲んだ瞬間から浄化されるような、スピリチュアルな感覚すら覚えます。
これはやはり、自然派とかそういうのはなしにして、本物のワインだとただただ圧倒されるばかりでした。
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息子さんもお手伝いで来てくれました。(21歳男前!)

さて、その後はボーヌにあるレストランでパカレ氏と共にランチ。
ここのお料理が全て優しい味わいでパカレのワインとも抜群の相性。
特に鴨のコンフィをスープ仕立てにしたものは旨味がぎゅっと詰まっていて日本人には嬉しい味わいでした。
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そろそろお食事も終盤に差し掛かったころ、窓際で男性2人組がランチを摂っていたのですが、パカレ氏とも親しげに談笑しています。地元のお友達かなくらいにしか思っていなかったらなんと、そのお一人がドメーヌ・ガヌヴァのジャン・フランソワ・ガヌヴァ氏でした!
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嬉しい偶然に思わず興奮してしまい、失礼を承知で写真を撮らせていただきました。
しかも最後に彼のワインを1本ご馳走してくれるという漢気!さすがです。
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幸先の良い旅の始まり。
次はそのドメーヌ・ガヌヴァの本拠地、ジュラへ向かいます。
つづく