こんにちは。
昨日はフランス、ロワールより素敵な生産者の方にお越しいただき、セミナーを開催いたしましたのでレポートいたします。

ロワール地方の中でも一番内陸地にあるサンセール。
その地で一般的なサンセールとは一線を画すようなサンセールを造っているのがセバスチャン・リフォーです。
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彼はサンセールに代々続く農家に生まれ、ロンドンのワインショップでの経験でナチュラルワインに目覚め、パリの世界屈指のナチュラルワインショップ「ラ・ヴィーニャ」での勤務を経て、2004年から本格的にワイン造りをスタートさせました。
テロワールを最大限表現できる環境づくりのため、12haの畑をコツコツと無農薬に切り替え、2007年には100%完全無農薬、耕うんもトップ・キュヴェの畑は馬で耕しているほど信念を持って造っています。








偶然にもこの日(12月5日)は彼の33回目のバースデー!同席した新井順子さんの掛け声で
お客様と共にバースデーソングを歌いながら乾杯をするという素敵なスタートとなりました。
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♪ハッピバースデー、セバスチャーン♪カンパーイ☆






今回テイスティングしていただいたのは計4種類のサンセール。
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◆サンセール レ・カルトロン 2011

サンセール アクメニネ 2010

サンセール オクシニス 2011

サンセール スケヴェルドラ 2010

彼のワインの特長は黄金色の色調と凝縮した果実味やハチミツのような複雑な香りと味わい。
それらはしっかりと果実を熟させることにあり、この地の他の生産者と比べて1か月くらい収穫が遅く、10月末くらいから行うそうで、一部または全てに貴腐菌が付きます。
ここまで収穫を待つということはまるで綱渡りのように常にリスクと隣り合わせ。
新井さん曰く、サンセールは貴腐菌がつく気象条件が揃っているわけではないのに、毎年いい貴腐菌が付くのはミラクルとしか言えないとのこと。
でもそれも、セバスチャンが毎日畑の手入れをしっかりやっているからこそで、結果的にいい貴腐菌だけが付くようになったそうです。
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先ずは アペリティフとしてお出ししたカルトロン。
こちらはSO2(二酸化硫黄)を10g/Lだけ 添加したワインです。本当はこれにも添加したくないそうなのですが、サンセールを知ってもらうために所謂“サンセール”のイメージで造っているそうです。
とはいっても、色調も黄金色に近く、ドライアプリコットのような香りと味わいがあります。

そしてアクメニネ、オクシニス、スケヴェルドラへと続いていきます。
この3種類は同じ醸造方法でSO2無添加。
アクメニネとオクシニスは同じ畑のブドウで違いは樹齢。
アクメニネが樹齢30年、オクシニスの方が樹齢50年のV.V.だそうです。
たった20年違うだけでもオクシニスの収量はアクメニネの半分とのこと。色合いや味わいにも明確な違いがあります。
スケヴェルドラとオクシニスの違いは土壌。
スケヴェルドラが酸性土壌でオクシニスがアルカリ性土壌なため、スケヴェルドラの方が酸が豊かでエレガントな印象。アタックは控えめですが余韻の長さが特長です。
さらにオクシニスとスケヴェルドラは50%貴腐菌がついているそうです。
今回はお出しできませんでしたが、オクシニスのヴァンダンジュ・タルティヴは貴腐100%。
ドライな仕上がりなので食中酒としてもOKで、メチャクチャおいしいです。
特に中華などがおすすめ。ちょっと高級な中華料理店に持ち込める機会があったらぜひ!
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この日のワインはどれも状態がよく、お客様からも大好評でした。

セバスチャンはまだ33歳(になったばかり!)とは思えないほど見た目も中身も貫録があり、この先がますます楽しみな造り手さんでした。
一度飲めば彼の人となりを感じ取ることができるそのワインに魅了されることは当然なのかもしれませんね。







最後にスタッフともパチリ。
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ボトルサインも抜かりなく。
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