こんにちは。スタッフ沼田です。
昨日はラングドックの新星ドメーヌ、レスカルポレットのイヴォ・フェレイラ氏 初来日記念のテイスティングイベントを開催しましたのでご報告です。

このドメーヌを運営するイヴォ・フェレイラは、1980年生まれの(2014年現在)34歳。
趣味はアイアン細工で好きな生産者はスペインのエスコーダやイタリアのオッキピンティ、ジュラのオヴェルノワ(パーソナルな部分も大好き!と一番熱く語ってくれました)。                 
ジャン マルク ブリニョ(現在佐渡島在住)との出会いをきっかけにソムリエから転身し、自然なワイン造りに挑戦した造り手です。
2009年から1.5ヘクタールの畑からスタートし、初めは赤ワイン3種のみでしたが、今では赤白7種類に増えました。現在は新しいカーヴを建設中とのことで、より、クリーンな環境で醸造できるようになるそうです。
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2013年に日本初入荷したため、日本でもフランスでも知る人ぞ知るという存在でしたが、
今年の2月に行われたロワールでの自然派生産者が多く集まるサロン「ディーヴ ブテイユ」と3月の末ごろに南仏のスター生産者が集まる「ラ ルミーズ」でもひときわ賑わいを見せるブースとなっていました。

今回は収穫、仕込み共に一段落した合間を縫っての初来日。
成田から直で長野に行ってからまた東京に戻ってきたそうですが、疲れた様子も見せず、優しく暖かな笑顔でご挨拶してくださいました。その腰の低さにびっくり。
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今回は白2種、赤2種のワインをテイスティングしていただきました。
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ラ・プティット・ペペ・ブラン 2013
<白・辛口 グルナッシュノワール>
レスカルポレット・ブラン2012
<白・辛口 ミュスカ、テレブレ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュノワール>
ジュードマン 2012
<赤・辛口 サンソー>
レ・ヴェイユ 2012
<赤・辛口 カリニャン>

印象的なエチケットはお母様のご友人のアーティストの方がワインを飲んだインスピレーションで描いたそうで大方がブドウの樹ををモチーフにしているそうです。

彼のワインの特徴は、しっかりとした凝縮感がありながら、暑苦しさを感じさせないしなやかさがあり、ある種の「格」をしっかりと感じさせてくれます。ガブガブ飲んでシンプルに楽しいワインというよりも、飲むほどに満足感が広がるスケール感のあるワイン。
南仏というと濃くてパンチのあるワインが多いですが、彼のワインはエレガントでフィネスを感じます。
しかもほとんどがSO2(亜硫酸塩)無添加にも関わらず、ネガティブな香りや味わいは一切感じません。
その理由やSO2ゼロで造る難しさを尋ねたところ、意外な答えが。
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「難しいところは全く感じていないよ。
ただただシンプルに、余計なことをしないだけ。
しいて言えば他の人より若干早く収穫することくらいかな。」
彼曰く、熟度が上がると糖分が多いため酵母が餌となるその糖分を食べるのに時間がかかり、結果、発酵期間が長くなる分、バクテリアに汚染されるリスクなども高くなるそうです。
そのため、彼は熟しすぎる前に収穫しているそうです。また、そうすることで酸もあり、軽やかでエレガントな味わいになることにも繋がるんだそう。
なるほど~。でも、そうすると青臭くなったりはしないの?という疑問が。
「青臭さやえぐみの大部分は皮から出てくるから醸しを短めにしているんだ」
確かに彼のワインには青臭さやえぐみといったものもほとんど感じません。
彼はさらっと言いますけど、収穫のタイミングってすごく難しいんですよね。
この若さで、まだ4年目とかでこんなワインが造れるなんて、本当に脱帽です。
今後どんどん進化していくでしょうし、ますます目が離せませんね!



今回は長丁場だったのでご本人もお疲れだったと思いますが、途中ご家族とテレビ電話をしている場面をお見かけし、家族思いの優しい方なんだな~とほっこりした気持ちになりました。
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始めはちょっぴり緊張気味だったご様子でしたが、最後にはお客様と「L’esvarpolette~」と言いながら記念撮影。ボトルサインも丁寧にしてくださり、ご参加いただいた方はファンになった方も多いのではないでしょうか。







またぜひ、遊びに来てほしいです♪