こんにちは。スタッフ沼田です。
いよいよ今週末に迫って参りました、「até de vin(アテ・ド・ヴァン)」

今回は山梨「ダイヤモンド酒造」さんと大阪「仲村ワイン工房」さんの豪華2本立てでお送りしたいと思います。

まずは山梨県勝沼にあります「ダイヤモンド酒造」さんをご紹介。
ダイヤモンド酒造さんは1939年創業の家族経営のワイナリーです。現在のワインメーカー雨宮 吉男さんで三代目です。

雨宮さんはボルドー大学で1年間学び、その後ブルゴーニュで修行されていたそうです。
そのセンスと実力・知識は周知の事実。
日本の品種である甲州種やマスカットベイリーAでまるでブルゴーニュのシャルドネやピノ・ノワールかと思うようなエレガントかつ、力強いワインを造りだしています。
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写真などで見ると職人気質の気難しい方なのかなと思いきや、とっても気さくでワインのお話になるとさらに熱い!
以前、当店にいらっしゃった際には山梨ローカルトークで盛り上がったりもしました(笑)

6月29日提供のダイヤモンド酒造さんのワインは5月にリリースされたばかりのこちらの2種!

・シャンテ 甲州樽発酵(白・辛口)
・シャンテY.A ますかっとべりーA Y3cube2011(赤・辛口)

甲州樽発酵は久しぶりのリリース。以前とは醸造の仕方が少し変わったそうなので個人的にも興味津々です。

ますかっとべりーA Y3cubeは2人の栽培農家さんの名前と雨宮さんのイニシャル「Y」からとったそうです。
3人の力が合わされば美味しさも3乗といった意味合いと平面的ではなく立体的(cube)で奥行きのあるワインを造っていくという意味合いもあるとか。

このますかっとべりーAには“アテ”で出す「白カビ熟成の乾燥ソーセージ」や「角ゆばスモーク」も合うかもしれません。
ぜひ、試してみてくださいね。


さて、続いては大阪「仲村ワイン工房」さん。
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大阪府東住吉区で、立ち飲みもある一般的な、町の酒屋さんを営みながら、羽曳野市飛鳥にあるご実家の母屋を醸造所「仲村わいん工房」にしてワイン造りをされています。
先代の故仲村光夫氏が65歳(1988年ごろ)のときに突然ワイン造りをはじめると言い出し、お1人で畑を開墾し、5年かけて酒造免許を取得し、1993年にワイナリーがスタートしたそうです。

自社畑は1.6haで現在メルロやカベルネ・ソービニヨン、リースリング、甲州、デラウェア、ミツオレッドを栽培しています。
ミツオレッドとは先代の「光夫」さんが数本植えたもので正体不明の品種だそうです。便宜的に仮称で「ミツオレッド」または「ミツオルージュ」と呼んでいるとのこと。
仲村ワインのメルロやカベルネ・ソービニヨンなどに少量ブレンドされていて、これがアクセントとなり、独特の風味を醸し出しています。

仲村わいんさんはほとんどお一人で栽培から醸造までを行っているため、生産量が少なく、なかなか手に入らないので、ぜひ、この機会に試してみてください。
「大阪のワインって美味しいの?」とよく聞かれますが、美味しいんです!!!

この地域は昔は日本最大のぶどうの産地だったそうで、今後、大阪のワインはもっと面白くなるかもしれませんね。

ちなみに6/29のワインはこちら↓

・さちこ(白・辛口)
・がんこおやじの手造りわいん(赤・辛口)
・大阪メルロー(赤・辛口)

赤2種は先ほどダイヤモンド酒造さんのときにもちょこっと紹介した岐阜の山奥で造られているキュルノンチュエの「白カビ熟成の乾燥ソーセージ」との相性は抜群だと思いますのでぜひ試してみてみてくださいね。

どちらのワイナリーもお見逃しなく!



次回は農楽蔵さんをご紹介したいと思います。