こんにちは。
2~3日前から寒い日が続いていますが明日から4月ですね。
とはいえ、都内の桜はもう葉桜のところも多いようです。
もう少し咲いていて欲しいですね・・・。

さてさて、春といえば3月のチーズセミナーはこの時季旬を迎える羊乳性チーズの特集をしました。

日本ではあまり馴染みはありませんがヨーロッパでは様々な羊乳製チーズがあり、古くから親しまれています。
フランスではロックフォール、イタリアではペコリーノ、スペインではケソ・マンチェゴなんかが有名ですよね。

羊乳製チーズは牛乳製チーズと比べ、旬がはっきりとしています。
それは羊は出産期間が決まっており、1月~3月にピークを迎え、子育て期間の夏ごろまでミルクを出すため
です。

今回は
マルツォリーノ(イタリア・トスカーナ)
ペライユ    (フランス・ミディ・ピレネー)
オッソイラティー(フランス・ミディ・ピレネー)
の3種類のチーズとこの時季しか入荷のない貴重なブロッチュ(フランス・コルシカ島)が急遽手に入ったため特別に4種類のチーズをご用意しました。
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ワインはこちらの3種類。
・カッミロ・ドナーティ ソーヴィニヨン2009
<イタリア/エミリア・ロマーニャ 微発泡・白 ソーヴィニヨン・ブラン100%>
・ジャン・フランソワ・ガヌヴァ コート・デュ・ジュラ キュヴェ・マルグリット2010
<フランス/ジュラ 白 シャルドネ(ムロン・ア・クー・ルージュ)100%>
・ドメーヌ・セベーヌ エクス・アレナ2010
<フランス/ラングドック 赤 グルナッシュ90%以上、ムールヴェードル>
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どのチーズもミルクの味が濃くって牛乳製とは一味違ったおいしさ。
特に人気だったのはペライユという薄いカビをまとったチーズでした。
これはロックフォール用の羊乳を生産していた農家さんたちが閑散期に作っていたチーズだそうです。

ワインとのマリアージュはというと、ジュラのガヌヴァのシャルドネの古代品種から造られた白はコクがあり、様々な要素があるためかどのチーズとも相性が良かったです。

意外な組み合わせはブロッチュにハチミツ(この日は講師の箱崎先生が特別にブルターニュの美味しいハチミツを持ってきてくれました♪)をかけたものとラングドックの赤が合うという発見が!

こういう意外性のある発見は楽しみのひとつでもありますよね。
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みなさま羊乳製チーズの魅力にどっぷりハマっていただけたようでなによりです。
また来年のこの時期には開催できるといいですね~。

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